私は29歳で初めて妊娠した時、残念ながら流産してしまいました。
「心拍が確認できた!」と思ったのも束の間、
9週の壁と呼ばれるタイミングで小さな命は流れて行ってしまったのです…。
今回は残念ながら流産してしまった時のエコー写真と共に、私の経験を記録していきます。
妊娠が発覚した時の状況
生理不順の中で妊娠
私は初めての妊娠が判明する1か月前まで、生理不順で半年ほど生理が止まっている状態でした。
その後生活を見直しなんとか生理は再開したのですが、喜んだのも束の間、翌月にまた生理が来なくなってしまったのです。
「また生理不順…?それともまさか妊娠…?」と思い、翌週にお酒の場を控えていたため念のため妊娠検査薬を試してみたところ、まさかの陽性反応が!!
信じられなくて、一応2日連続で検査してみたところ、2日目の方が更に濃い反応が出ました。
ちなみにその時の検査薬はこちらです↓(今思えば、少しだけ判定ラインの色が薄かったような…?)
踊る気持ちでクリニックを受診(妊娠5週目)
1週間後くらいにクリニックを受診したところ、先生から「妊娠してますね!」のお言葉。
だいたい妊娠5週目くらいとのことで、小さく胎嚢も見えている状態でした。
「また来週に赤ちゃんの成長を確認しましょう」とのことで、その日の診察はさらりと終わりました。
初めての診察時のエコー写真です↓(胎嚢の大きさは3.6mm)
初期症状はほとんど無かった
私の場合、流産した時はほとんど妊娠初期症状はありませんでした。
強いて言えば、ほんの少しだけ貧血のような症状があるくらいだったと思います。
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検索魔となり不安な日々を過ごす
胎嚢が小さすぎる?
初めての診察後、ふと「胎嚢ってこんなに小さいものなのかな?」と気になり始めました。
軽い気持ちで検索してみると、同じ週数の人たちの胎嚢サイズはもう少し大きいと気づきました。(1cm以上の方が多かった印象に対し、私のエコー写真は3.8mm…。)
この時流産に関するコラムなども読み漁った結果、私が思っていた以上に流産は高確率で起こり得るものだということを初めて知り、とても不安な気持ちになりました…。(所説ありますが、5人に1人は流産すると言われているようです。)
2回目の診察は不穏な空気(妊娠6週目)
検索魔と化し暗い気持ちで迎えた翌週の診察日、不安な予想は的中してしまいました。
内診台で超音波の器具を入れてすぐ、「あぁ…これは…」と先生から不穏な声が…。
その後診察室にて、「残念ながらあまり育ってないです。妊娠6週目でこの胎嚢と胎芽は小さすぎる。恐らくこのまま流れて行ってしまうと思います。」と言われました。
2回目の診察時のエコー写真です↓(胎嚢サイズは6.9mm)
なんとなく予想はしていたものの、悲しくて悲しくて…先生にはたくさん質問をしました。
「私が妊娠前お薬を飲んでいたから?ストレスを溜め込みすぎたから?」
先生は優しい声で、「流産は誰にでも起こり得るものだし、初期流産のほとんどが遺伝子的な問題によるものだから、防ぎようがないんだよ。あなたのせいじゃないよ。」と慰めてくれました。
ですが頭では分かっていても、私はまだ諦めきれず…。また2週間後に経過を見てもらうことになりました。
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奇跡的に心拍が確認できるも、その後大量出血
3回目の診察で奇跡的に心拍を確認(妊娠8週目)
先生からは「3回目の診察前に、自然に出血と共に流れる可能性が高い」と言われていたものの、この時はまだ出血はなく、妊娠は継続していました。
そして不安で怖くて仕方なかった3回目の診察の日。
内診台にて超音波の器具を入れてすぐに先生から、「こりゃ驚いた!心拍が確認できましたよ。」と言われました。
3回目の診察時のエコー写真です↓(胎芽サイズは2.2mm)
この時、胎芽のサイズは2.2mmと非常に小さい命でしたが、モニターで心拍が1分間に150回くらいの速さでピコピコと動いている様子を見る事ができました。
ですが先生からは、「この大きさの胎芽で心拍を確認できたのは本当に奇跡。だけど、やっぱり小さすぎる。多分手術の必要もなく、出血と共に流れてしまうと思う。」とのことでした。
診察後すぐに大量出血…
その後、まさに先生の予想通りの展開となりました。
診察後に立ち寄ったショッピングモールのトイレで、急に出血が始まってしまったのです。
その後激しい下腹部痛も出てきたもののなんとか帰宅し、痛みに耐えました。
ですがその8時間後、出血と共に胎嚢のようなものが出てきてしまったのです…。
完全流産と診断
翌日、すぐにでもいつものクリニックを受診したかったのですが、あいにくの休診日…。
居ても立っても居られない私は、別のクリニックを受診することにしました。
今までのエコー写真を見ていただきながら、昨晩出血と共に胎嚢のようなものが出てきてしまったことを伝え、その後内診台へ。
先生からは、「あぁ…きれいに全て出てしまっていますね。」と一言。
そうなんだろうなと予想していたものの、その時は悲しくて涙が止まりませんでした。
その後診察室にて、「自然排出して完全流産です。今回のことはすごく残念だけど、初期の流産は染色体による異常が多いから、もし運良く生まれてくることができても、大変な命だったと思う。昔、あなたみたいに厳しい経過で奇跡的に出産を迎えられた赤ちゃんがいたんだけど、大きな奇形を持って生まれてきて…僕はそういう例も見てきたから。辛いと思うけど、また次の命を迎える準備をしてあげてください。」と、先生自身の経験を交えながらじっくりと説明してくださりました。
まとめ
今回の話は私の一例ではありますが、胎嚢や胎芽のサイズが週数と比較して小さすぎる場合、9週の壁を越えられない可能性は通常よりも高いかもしれません…。
しかしクリニックの先生からも言われた通り、初期流産は誰にでも起こり得るもの。
そして防ぎようがないケースが多いようです。
私は初めての妊娠で流産した経験は大きなトラウマとなりましたが、その後涙を拭いて妊活をスタート。そして流産から半年後に、なんとか再度妊娠することができました。
その時の記録も近々投稿する予定です。
今回の記事が、少しでも皆様の参考になりましたら幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!
※関連記事:【エコー比較】流産した時/出産した時の違いは?妊娠初期のエコーと症状を週別で比較
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